効率ばかり求めるのをやめる

 どの年齢にまでこの感覚が浸透しているか分からないけど、少なくとも僕は効率良く生きなければいけないと思って生きてきた。バブル崩壊で痛い目を見た親世代、就職氷河期でまともな職に就けなかったひとまわり上の世代を見ていたからか、より正解に近い道を選んできた気がする。少なくとも、危険な道を避けることに必死で、好きなことを第一にやろうという発想はなかった。

 このことに気づいたのは最近のことで、就職した当時は安定した道を進んでいくのが当たり前、どんどん貯金して将来楽するものだと思っていたし、それが人生の正解だと信じていた。
 しかし、最近になって考え方が変わり、人生は思っていた以上に短いし、そもそも人生に正解が存在しないと思うようになった。こう言うとますます効率を求めたくなるけど、効率を求めるということは限りなく手間やリスクを減らすということなので、実は自由度が減って面白い部分も削っているのではないかと思う。
 いつからか、やり込み要素の多いゲームをやらなくなり、手っ取り早く楽しめるものばかりが身の回りに溢れるようになった。

 一方で、僕たちの生活は日々忙しくなっていて、PCやスマホが進化すればするほど1日にできる作業がどんどん増えていく。できることが増えるから仕事は減らない。僕たちは効率化せざるを得ない状況でもある。
 効率化の恩恵を受けて、僕たちは映画やゲームなど面白いコンテンツを次々に消費できるようになった。良い面もあるのだ。それでも、何か大事なものを見失っていないか、日々確認しながら生きていきたい。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました