仕事で疲れ過ぎる人へ 気持ちが楽になる頑張らない働き方

 仕事をした後に、もう何もしたくないくらい疲れてしまう人は頑張り過ぎています。肩を中心に力が入り、心も体もガチガチに緊張することで体力を消耗している可能性があります。

 一生懸命に取り組んでいるはずなのに、なんだか他の人の方が手際よく仕事をこなしている気までしてくる、そんなみじめな気持ちになることもあると思います。

 この記事では、真面目に頑張っているはずなのに結果を出せない人が、考え方を切り替えるための方法をまとめてみます。

頑張っても結果は大きく変わらない

 明日あなたがいつもよりリラックスして、たまにコーヒーを淹れながら仕事をしたとしても、結果に大きな違いはないと思います。安心して、リラックスした気持ちで仕事をしてみてください。肩に力が入っている時よりも結果を出せるかもしれません。

 これはなぜかというと、人は程よい集中力の時に最大限に力を発揮できるためです。肩に力が入っている人はベストの集中力を通り過ぎていて、視野が狭くなったり、見落としや失敗をしやすくなります。少しリラックスしたくらいがちょうど良い力の入り加減となるわけです。

 また、グッと力を入れて仕事をして入れば7時間働いた頃にはヘトヘトになっているはずで、頑張ろうとすればするほど疲れが溜まります。定時が終わることになっても余裕のある人は、日中程よく力を抜きながら、ベストの力を発揮しているというわけです。

 真面目な性格の人は、完璧な資料を素早く終わらせるために一生懸命やらなければいけないと思っている人が多いですが、実は逆効果だと言えます。仕事ができる人に余裕があるのは、むしろ余裕を保つことで仕事も冷静にコツコツこなせているのです。

余裕を保つと仕事がはかどる

 余裕が仕事に与える影響は主に以下のようなものです。

  • ・冷静に考えられる、判断できる
  • ・丁寧に確認作業ができる
  • ・他の関連する仕事への影響などにも頭が回る
  • ・次の準備ができる

 余裕が生み出す効果は、仕事ができる人たちの特徴と重なっていると思います。

 焦って仕事をすることの最大のデメリットは、失敗が増え、全体的に遅れてしまうことです。焦るからこそ早くできる仕事もありますが、早く終わらせるということは、それだけ質も低下している可能性があるということです。余裕を持って仕事をするメリットは、これらを全て打ち消すことができるという点でもあります。

仕事中に余裕を保つ方法

⒈仕事は後回しにしない

 どんなに小さな仕事でも後回しにしてはいけません。後回しにしたらその後の仕事が全てダメになるくらいの気持ちでいても良いと私は思っています。

 小さな仕事も、積もり積もれば取り掛かることすら難しくなります。また、「まだあれが残っている」と頭の片隅で考えることが大きな負担となり、他の仕事に集中できなくなってしまいます。詳しくは以下の記事を参照してください。

 2週間以上先のものでも、やって来るであろう仕事は今のうちに片付けておくという習慣をつけておけば、常に余裕を確保しながら仕事を進められるはずです。急に発生する仕事にも対応できるくらい日頃から余裕を持っておきたいものです。

⒉期限や成績を過度に気にしない

 期限が迫ると焦って仕事を進めてしまいますが、期限にも絶対に守るべきものとそうでないものがあります。遅れた時は素直に謝ろうと覚悟を決めてしまえば、あとは仕事に集中するだけです。締め切りが気になったとしても、素直に怒られようと開き直ってしまった方が精神的に余裕が出ます。

 裏を返せば、間に合わなかったら仕方ない、と思うくらいには準備を進めるべきだとも言えます。それだけ力を入れて準備をして入れば、期限に間に合うか、もし間に合わなくても大きな問題になるようなことはないかもしれません。

 成績もそうです。成績が悪いから何としても成績を上げなければならないと思うほど、余裕を失い冷静な判断ができなくなり、さらに悪い結果に繋がることもあります。

⒊小休憩をはさむ

 1時間以上座ったままだと疲れやすいので、必ず立ち上がってリフレッシュしましょう。また、20分に一度は深呼吸をしてみてください。肩や首回りがじんわりと緩む感覚があれば成功です。

 余裕は精神的な部分もありますが、体の緊張も影響します。画面の中だけに意識を集中させていると目が疲れるだけでなく頭もぼーっとしてしまいます。できるだけ画面以外のところもぼんやりと見る感覚で仕事をしましょう。精神的に追い込まれている特に意識すると効果的です。

他の人はそこまで頑張っていない

 一生懸命だけどうまくいかないという人は、既によく頑張っています。しかし、力んでいるせいで本来の力を発揮できていないのかもしれません。自分の評価が気になる、期限が気になって仕方ない。そういう気持ちが焦りを生み出しています。

 既に頑張っている人は、ありのままの自分を受け入れて「ここまではできる」をやっているうちに、他の人より頭一つ抜け出た存在になれるかもしれません。こういう時、つらい経験はありのままの自分を受け入れる手伝いをしてくれますし、受け入れた後は時間が解決してくれるものです。

 評価や空回りの気合いを手放して、自分のできることをコツコツ実践していきましょう。きっと余裕のある仕事ができて、会社の仕事にとらわれない生活が待っています。

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