季節の変わり目は自律神経が乱れがち。特に学校や仕事で忙しくしていると精神的ストレス、肩こりなどの肉体的ストレスが溜まることがあります。一時的に疲れが溜まる程度なら問題ありませんが、蓄積されると常に疲労感を感じたり、不眠に繋がることもあります。
私自身、長いこと自律神経の乱れに悩まされてきましたが、時間をかけて付き合い方が分かってきました。神経質な人にとってはとても生きづらい世の中ですが、必要なことは案外単純だったりします。私の気づいたことを、自身への備忘録の意味も含めてまとめてみます。
疲労回復に必要なのは何もしないこと
精神的に追い込まれていると癒しを求めがちですが、何もしないのがもっとも有効な回復方法です。もっと言えば、何もしないことをあえてしましょう。休日になると、何かしなくてはと思うけど結局夕方になってしまう経験は誰しもあると思いますが、これは何かしようとして時間が経っていて、精神的には全く休まっていません。
疲れが取れない人にとって今必要なことは何もしないこと、そう言い聞かせて何もしないと決めることが大切です。何かしなければ充実した週末を過ごした気にならないと焦ってしまう気持ちは分かるのですが、何もしないことが一番必要で、長い目で見ればとても有効な休日の使い方です。
夜更かし禁止を徹底する
忙しくて趣味や遊びができていない時、どうしても夜更かししてしまう人が多いのではないでしょうか。明日になるとまた学校や仕事が始まると思うと、今日のうちにテレビや動画を観たり、遅くまでスマホをいじってしまう。
しかし、夜更かしは体調を整える上で一番の敵ですし、スマホやテレビは夜更かしに繋がりやすく、交感神経も刺激してしまいます。疲労が蓄積しているときは、12時までの就寝を徹底して、スマホは就寝30分からは一切触れないようにしましょう。本来は寝る1時間前までが理想的です。
オススメの習慣としては、寝る1時間前からは本や雑誌に切り替えるというものです。寝る直前は難しい本を読めば催眠術をかけられたかのように眠気が来ます。ソファーや床でそのまま寝ると疲れが取れないので気をつけてください。
湯船に浸かる
春、夏は比較的シャワーだけで済ませてしまう人も多いようですが、浴槽にお湯をはって肩まで入ると全身がリラックスしますし、睡眠の質を高められます。無理して長く入る必要はありませんし、半身浴も体調の悪いときはお勧めできません。
いつも入るくらいの長さ(1〜5分)を、2回に分けて湯船に浸かると、全身がじんわりと温まって精神的にも緊張が解けます。私は、体を洗って一度湯船に浸かる→髪を洗うという風にしています。
体の緊張をほぐす
自律神経が乱れるときは、体が緊張していることが多いので、寝る前に簡単なストレッチをすると良いです。力を抜こうとしてもうまく抜けないという人は、足の指先→腰→背中→肩といった具合に、部分ごとに力を抜くとうまく行きやすいです。
肩こりは、日中の予防がもっとも大切なので、日頃から肩を回して首を動かすと効果があります。
枕を合わせる
枕が合っていないと、どんなに寝ても疲れが取れません。私は思い切って1万4千円の枕を購入して、人生で一番合っている枕に出会いました。
枕に必要なのは、特殊な素材による効果ではなく、首と頭を支えてくれる構造です。首の後ろの隙間を埋めて、頭を包み込んでくれれば良い枕です。私が購入した枕は、中の素材を自分で寄せたりできて、自分好みの高さや形に変えることができるタイプのものでした。初めから高さや形が決められている既製品は、どんなに高いものを買っても合わないときは合わないものです。中身を動かして合わせられる枕、とてもオススメです。
複式呼吸を取り入れる
ストレスを感じていると呼吸が浅くなります。複式呼吸を取り入れて、思い出した時に深呼吸をするようにしましょう。体にじんわりとする感覚があれば成功です。肩を動かしながら行うととても効果が高いです。
腹式呼吸のやり方は簡単で、ヘソの下に力を入れて、そこに引っ張りこむように空気を吸い込みます。普段は胸式呼吸をしているので、意識しないとできません。仰向けに寝た時に呼吸をすると、お腹が動くのが腹式呼吸です。これも日頃から実践できます。
強い心を育てる 不安に勝つ
外部からの刺激に弱かったり、不安に心が負けてしまうと、精神的な疲れが溜まってしまいます。嫌な授業がある、人間関係で振り回されるなどの不安に打ち勝つには、強い心を持って受け流すことが大切です。詳しくは下の記事をご覧ください。
自律神経の乱れに悩まされている人は、藁にもすがる思いでネットで解決法を調べたりします。そんな人の手助けができればと思っています。
コメント